新たな一歩を「地域おこし協力隊」で踏み出そう!
つながりに支えられる村
岩手県野田村。この人口4,000人ほどの小さな村を訪れる人の多くは「また帰ってきたい」と口にします。ゆっくり流れる時間、他人の事でも我が事のように助けようとする温かい人柄がそう言わせるのかもしれません。
野田村の魅力に触れ、野田村とつながる。そして私たちもみなさんとのつながりを大切にしています。
野田村の産業
豊かな自然と太平洋に囲まれる野田村は、岩手県の北東部に位置しています。夏は湿った冷たい偏東風(いわゆるやませ)が発生し、比較的冷涼な気候。一方、冬は温暖で晴れの日が多く、降雪量も少ない傾向にあります。
産業に目を向けると、藩政時代から盛んだった製塩が平成の世に復活。現在では知る人ぞ知る名産品となっています。また、野田の外海で育てられた岩手野田村荒海ホタテや、ブランド豚の南部福来豚、栄養豊富でジュースやワインに加工される山ぶどうなど、四季折々の味覚が楽しめます。
水産業
三陸海岸の北部に位置する野田村は多くの海の幸に恵まれています。なかでも、岩手野田村荒海ホタテは日本全国にファンがいるブランドホタテ。その名のとおり、潮の流れが速く波が荒い外海の野田湾で育てられる逸品です。ホタテの他にも、アワビやウニ、ワカメなどの海藻類も収穫されます。
東日本大震災による大津波の影響で、漁場や港は大きな被害を受けました。それでも再び立ち上がり、現在では見事に復興。不屈の魂を持った漁師たちは、今日も海へ向かいます。
農業
海に目が奪われがちな野田村ですが、農業も盛んに行われています。
特に、古来より岩手県の北部に自生していた山ぶどうは、夏でも冷涼な野田村の気候によってじっくりと成熟され、糖度が高く育ちます。ジュースやワイン、ジャムやスイーツなどに加工されています。
もともと岩手県は山ぶどうの生産が日本一。過去には野田村が岩手県一番の生産量を誇ることもありました。それでもまだまだ山ぶどうは発展途上。夢が叶えられるブルーオーシャンになり得るポテンシャルを秘めています。
製造業
かつて野田村の玉川地区は、日本有数の鉱山の街でした。その中心地である野田玉川鉱山では、マンガンが採掘され、大いに賑わっていたと伝わります。役目を終えたマンガン鉱山は、現在観光坑道として公開されており、かつての採掘現場の様子がマネキンで再現されているほか、宝石の展示を楽しむことができます。
展示されている宝石のなか、上品なバラ色に輝いているのが、バラ輝石(学名をロードナイト)。現在の日本では野田村でしか産出されていないこの貴重な宝石は、マリンローズとしてアクセサリーや小物の装飾に加工されています。
そのほか
飲食店や宿泊施設、障がい者就労支援など、野田村に根付いている仕事はたくさんあります。一方、まだ誰も野田村ではやったことのない職種も眠っているのが現状。野田村はみなさんのチャレンジを応援しています。
地域おこし協力隊とは
都市地域から人口減少や高齢化の進行が著しい地域に移住して、地域ブランドや地場産品の開発・販売、PRなどの地域おこし支援や、農林水産業への従事、住民支援等の「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取組です。
活動内容は様々。皆さんの才能・能力を生かした活動や、理想とする暮らしや生きがいを発見できます。
地域おこし協力隊への支援
- 住居
経済的な負担を軽減するため、住宅を村で用意し、任期中の家賃を村で負担します。
- 活動用車両
地域おこし協力隊として活動する際に使用する車両を提供します。
現在活躍中の地域おこし協力隊員
現役の地域おこし協力隊員のインタビューを掲載中です。このリンクをクリックまたはタップするとご覧いただけます。
募集中の活動
募集中の地域おこし協力隊活動を紹介します。多岐にわたる活動内容があなたを待っています。
直接雇用型
野田村の会計年度職員として勤務していただく活動です。詳しくはこのリンクをクリックまたはタップしてください。また、マイナビ農業野田村特設ページからも詳細をご覧いただけます。
なお、農業、漁業の経験は問いません。
荒海団活動支援員(水産業)
漁業、漁家での浜作業のお手伝いを通じて、水産業に必要な基礎的技術を習得してもらい、村内での就漁につなげます。あわせて、荒海団営業センターの支援や各種イベント等での荒海シリーズの販売促進活動を行っていただきます。
- 地域おこし協力隊卒業後、新規に就漁する場合に村からの補助があります。
新規就漁者支援補助金交付要綱(PDFファイル:233.7KB)
山ぶどう生産支援員(農業)
生産農家での農作業のお手伝いを通じて、必要な基礎的技術を取得してもらい、村内での就農につなげます。あわせて、山ぶどう生産組合の運営支援や各種イベント等での支援を行っていただきます。
- 地域おこし協力隊卒業後、新規に就農した場合、村からの補助があります。
野田村新規就農者支援対策事業実施要綱(PDFファイル:182.9KB)
地域資源を活用した活動(自由提案型)
移住定住促進や地域振興、特産品開発など、自由な発想で野田村を盛り上げる活動を行っていただきます。ジャンルは問いません。いろいろな活動スタイルをご提案ください。
委託雇用型
村が村内事業者に事業を委託し、受託事業所を活動の場とする協力隊員です。
障がい者の就労支援及びカフェの運営など(受託事業者:NPO法人風花)
就労継続支援B型六花(カフェRokka)の運営などの就労支援、農作業、委託作業の支援に関する業務を行っていただきます。障がい者支援を通じて、移住者や地域住民の橋渡しとなり、野田村の障がい者福祉や地域共生を共に担えるような活動です。
都市部在住の方の活動で、地域住民が改めて野田村の良さに気付くきっかけとなり、また、移住者にしか分からない野田村の魅力を発信してもらうことで、さらなる野田村の発展に期待しています。
詳しくはこのリンクをクリックまたはタップしてください。
※令和5年8月に地域おこし協力隊が着任し、現在奮闘中です!
参考資料
- 総務省の地域おこし協力隊に関するページです。
- 地域おこし協力隊卒業後の支援に関する制度です。卒業後に起業する際、対象経費を最大100万円補助します。
この記事に関するお問い合わせ先
野田村役場 未来づくり推進課 移住定住観光班
電話番号:0194-78-2963
お問い合わせフォーム
更新日:2023年06月05日