国民年金

 国民年金は、国内に住む20歳以上60歳未満のすべての方が加入し、社会全体で支え合う公的制度です。
 現役世代に被保険者として加入し、月々の保険料を納めることにより、将来、自分自身の年金を生涯にわたって受け取ることができます。

 被保険者は、次の3種類に区別されます。また、本人の希望により、任意加入することもできます。

 国民年金の被保険者は、月々の保険料を納付する必要がありますが、第1号被保険者の場合は、経済的な理由などにより、保険料の納付が一時的に困難になったときを考慮して、定額保険料の納付を免除または猶予する制度があります。また、免除または猶予となった保険料を、10年以内に納めることができます (追納といいます)。

 国民年金の給付には、次の3種類の基礎年金と第1号被保険者の独自給付があります。

• 老齢基礎年金:老後に生涯にわたって給付されます。
• 障害基礎年金:病気やけがなどで障がいを負ったときに給付されます。
• 遺族基礎年金:一家の働き手が亡くなったときに、子のある配偶者などの遺族に給付されます。
• 第1号被保険者の独自給付:付加年金、寡婦年金、死亡一時金などの給付があります。

 国民年金の給付のほか、国民年金に加入していなかったときに障がいを負った方を対象とした、特別障害給付金の制度もあります。