麻しん・風しん混合ワクチン

更新日:2022年06月01日

注射生ワクチン

接種後、別の注射生ワクチンを受ける場合は、27日以上間隔をあけましょう。

どんな病気?

麻しん(はしか)

男の子の口の中にブツブツが出来ているイラスト

 麻しんウイルスの感染によって起こる、感染力が非常に強く命にかかわる合併症を引き起こすことも多い感染症です。
 感染して約10日後に、まず熱と鼻水、咳、目やになど風邪と似た症状が出ます。発熱3~4日目から体に赤い発疹が出て、口の中に麻しん特有の白いブツブツがみられます。高熱は7~10日間くらい続きます。普通の風邪の熱とはまったく違うので、その間はたいへんつらいものです。 熱が下がっても、3日経つまでは登園、登校ができません。
 麻しんは、年齢にかかわらず重症になることがあります。特に妊娠中は流産・早産を引き起こすと言われ、大きな問題になります。
 主な合併症としては、気管支炎、肺炎、中耳炎、脳炎があります。また、麻しんにかかって数年してから知能の障がいとけいれんが起こる亜急性硬化性全脳炎(あきゅうせいこうかせいぜんのうえん)という難病にかかることがあります。

風しん

風しんウイルスによって急性の発熱と発疹を起こす感染症です。
 約2~3週間の潜伏期間の後に熱が出て、首のリンパ節が腫れ、体に赤い発疹が出てきます。発熱するのは3~4日間ですが、熱の出ない人もいます。
 ほとんどの人は軽い症状で済みますが、重くなる場合もあり、 風しん脳症や風しんが治ってから数週間後に血が止まらなくなる血小板減少性紫斑病(けっしょうばんげんしょうせいしはんびょう)の合併症が見られます。
 また、妊娠初期の女性がかかると、生まれつき難聴、目のレンズが白くにごって見えなくなる白内障、心臓の病気、精神運動発達遅延などの病気を持った先天性風しん症候群の子どもが生まれることがあります

 岩手県では、平成 27 年度から風しんに対する十分な免疫があるかどうか検査をする「風しん抗体検査」を無料で行っています。 詳しくは以下のリンク をご覧ください。

接種時期と接種回数

  • 第1期:1歳代で、1回接種できます。地域で流行しているときは、自費で生後6か月からでも受けられますのでかかりつけ医に相談してください。
  • 第2期: 小学校入学の前年(幼稚園や保育園の年長クラス) 1年間に1回接種します。
    (注意) この1年間に接種しなかった場合は定期接種の扱いとならず、接種費用も自己負担となりますので できるだけ早く(遅くとも夏休み前までに)2回目を受けることが大切です。

副反応

 接種後1週間ぐらいで熱が出ることがありますが、普通は1~2日で治まるので心配はいりません。
ただし、37.5℃以上の発熱、けいれん、発疹などの症状が見られたら、接種した医療機関を受診しましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

野田村役場 保健福祉課 保健班(保健センター)
〒028-8201
岩手県九戸郡野田村大字野田第17地割107番地
電話番号:0194-75-4321
ファックス:0194-78-3301
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