小児肺炎球菌ワクチン

更新日:2022年06月01日

どんな病気?

耳を痛がっている男の子のイラスト

 肺炎球菌は、多くのお子さんの鼻やのどにいる身近な菌です。普段はおとなしくしていますが、お子さんの体力や抵抗力が落ちた時などに、体の中に入って発症します。
 脳を包む膜に菌がつく細菌性髄膜炎(さいきんせいずいまくえん)や敗血症(はいけつしょう)、重い肺炎や細菌性中耳炎(さいきんせいちゅうじえん)などの病気を引き起こし、重い後遺症が残ったり、命にかかわる場合があります。

接種時期と接種回数

生後2か月から接種できます。

接種時期と接種回数の詳細
初回接種の月齢・年齢 接種回数 接種スケジュール
生後2か月~生後6か月
4回
1回目から4週以上の間隔で2回 (定期接種では13ヵ月未満までに接種)
2回目から4週以上の間隔で3回目
3回目から60日以上の間隔をあけて、1歳代(生後12か月~15か月)に4回目
生後7か月~生後11か月 3回 1回目から4週以上の間隔で2回目
2回目から60日以上の間隔をあけて、1歳代で3回
1歳 2回 1回目から60日以上の間隔で2回目
2~5歳 1回 1回のみ
6歳以上 接種不可 なし

 生後6か月以降の赤ちゃんに、肺炎球菌による細菌性髄膜炎が増えてきます。それまでに必要な免疫をつけておくために、生後2か月から初回の3回を6か月までに受けるようにしましょう。
 また、1歳代(生後12か月~15か月)に追加接種を受けないと、効果が長続きしません。

注意点

 接種を開始した月齢によって接種する回数が異なります。一般的には、小さいお子さんがかかると重症になることが多く、早めの接種を勧めていますが、お子さんの体調によっては、接種を開始する月齢が過ぎてしまう場合があるため、その時は月齢に合わせた接種回数を接種してください。

不活化ワクチン

令和2年10月から、接種後、別のワクチンを受ける場合の接種間隔に制限はありません。

この記事に関するお問い合わせ先

野田村役場 保健福祉課 保健班(保健センター)
〒028-8201
岩手県九戸郡野田村大字野田第17地割107番地
電話番号:0194-75-4321
ファックス:0194-78-3301
お問い合わせフォーム

みなさまのご意見をお聞かせください
このページの内容は分かりやすかったですか
このページは見つけやすかったですか