ロタウイルスワクチン

更新日:2024年04月15日

令和2年10月1日から、任意接種(有料)として位置づけられている「ロタウイルスワクチン」が、予防接種法に基づく定期接種となりました。
【経口生ワクチン:接種後、別のワクチンを接種する場合は、接種間隔に制限はありません】

ロタウイルスワクチン

対象者:令和2年8月1日以降に生まれた乳児
ワクチン名 ロタリックス(1価) ロタテック(5価)
接種期間 生後6週から24週まで 生後6週から32週まで
接種回数 2回接種(経口接種) 3回接種(経口接種)
接種間隔 前回接種から、4週間以上の間隔をあける 前回接種から、4週間以上の間隔をあける

注意点

  1. いずれのワクチンも、安全性の観点から、初回接種を生後14週6日までに行うこと
  2. ワクチンは二種類ありますが、接種回数が違いますので同一のワクチンで接種を完了する必要があります。
  3. 令和2年8月1日から9月30日までに生まれた乳児へは、順次郵送します。
  4. 令和2年8月1日以降に生まれた乳児でも、令和2年9月30日以前に接種をした場合は、任意接種となり、費用は自己負担になります。

ロタウイルス感染症とは

 ロタウイルスによって引き起こされる急性の胃腸炎で、感染力が極めて強く5歳までにほとんどの乳幼児が感染すると言われています。
 手洗いなども大切ですが、完全に伝染を抑えることはできません。根本的な治療法がないために、ワクチンによる予防が重要です。
 主な症状は、水のような下痢、吐き気、嘔吐(おうと)、発熱、腹痛で、体から水分と塩分が失われていき脱水症を起こします。特に初感染時が重症化しやすく、脱水症状がひどくなると入院治療に至ることもあります。まれに、腎不全や脳症などの重い合併症がおこることもあります。
 抗ウイルス剤等の特異的な治療法はなく、発症した場合は水分補給で脱水を防ぎます。

接種後1~2週間は「腸重積症」に気をつけましょう

泣いている赤ちゃんのイラスト

腸重積症は腸の一部が隣接する腸管にはまり込む病気で、速やかな治療が必要です。ロタウイルスワクチンの接種に関わらず、3か月~2歳くらいまでの赤ちゃんがかかり易い病気ですが、接種後1~2週間くらいまでに、腸重積症のリスクが高まると報告されています。
次のような様子が一つでも見られるときは医療機関を受診しましょう。

  • 「突然はげしく泣く」
  • 「嘔吐を繰り返す」
  • 「便に血が混じる」
  • 「ぐったりして顔色が悪い」
  • 「機嫌が良かったり不機嫌になったりを繰り返す」

この記事に関するお問い合わせ先

野田村役場 保健福祉課 保健班(保健センター)
〒028-8201
岩手県九戸郡野田村大字野田第17地割107番地
電話番号:0194-75-4321
ファックス:0194-78-3301
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