帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹とは
帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、身体の左右どちらかに水ぶくれを伴う赤い発疹が帯状に現れる病気で、強い痛みやかゆみを伴います。発症から皮膚症状が治まるまで3週間ほどかかり、人によっては皮膚症状が治まった後も痛みが数か月~数年残る場合もあります。
50歳以上の人に多く発症し、80歳までに3人に1人が帯状疱疹になると言われています。
帯状疱疹予防接種費用の一部助成について
野田村では令和5年度10月から、帯状疱疹予防接種の費用一部助成を開始いたしました。希望する方は下記をご確認のうえ、接種及び費用助成申し込みを行ってください。
対象者 |
野田村に住所を有する50歳以上の方 令和5年10月以降に接種した分が対象となります |
助成額 | 予防接種費用の2分の1(1回につき上限1万円) |
接種及び助成方法 |
かかりつけ医療機関等へ直接ご予約いただきます※1 (保健センターで予診票の配布は行いません) 医療機関で接種後、いったん全額お支払いください その後保健センターにて助成の申し込みをしていただきます 後日、指定いただいた口座へ振込いたします |
助成申し込み 持ち物※2 |
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※1 医療機関によっては現在実施していなかったり、インフルエンザ等ほかの予防接種を優先的に行っている場合があります。必ず予約してから受診してください。
※2 仕事の都合等により村外居住地等で接種した場合、郵送での申請も可能です。
帯状疱疹予防接種について
ワクチンの種類
現在日本では帯状疱疹予防のために2種類のワクチンが存在します。ワクチンによって接種回数や予防効果等が違うので、どのワクチンを使用するかは医療機関と相談のうえ決めてください。
ビゲン(乾燥弱毒性水痘ワクチン) | シングリックス(乾燥組換え帯状疱疹ワクチン) | |
ワクチンの種類 | 生ワクチン | 不活化ワクチン |
接種回数 | 1回 |
2回 (2か月~6か月までに2回目接種) |
特徴 |
1回の接種で完了 不活化ワクチンより安価 |
予防効果が高い 免疫持続時間が生ワクチンより長い |
発症予防効果 |
50~59歳:69.8% 60~69歳:64% 70~79歳:41% 80歳以上:18% ※1 |
50~59歳:96.6% 60~69歳:97.4% 70~79歳:91.3% 80歳以上:91.4% ※2 |
免疫持続期間 | 5年程度 | 9年以上 ※3 |
接種方法 | 皮下注射 | 筋肉注射 |
副反応 |
接種部位の赤み、かゆみ、腫れや痛みなど(10~40%程度) 全身倦怠感、発疹(1~5%未満) |
接種部位の痛み (50%以上) 筋肉痛や倦怠感、頭痛(30%以上) 接種部位の赤み、腫れ(25%以上) かゆみ、熱感(1~10%未満) 浮動性めまい、鼻咽頭炎、気道感染など(1%未満)
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【引用文献】
※1 ZostavaxのSTPS・LTPS試験(50歳代はZEST試験)
(国内での有効性について試験を行っていないため、本質的に同じワクチンとされているZostavaxの試験結果から引用)
※2 Shingrix Zoster-006・022試験
※3 Shingrix Zoster-049試験
注意事項
- 以下の方は接種できません
- 発熱のある方(37.5度以上)
- 重篤な急性疾患にかかっていると明らかな方
- ワクチンによってアナフィラキシーを起こしたことのある方
- その他、医師が接種不可と認めた方
- 以下の方は接種の際に注意が必要です。接種できるかどうかかかりつけ医とご相談ください
- 心臓病、腎臓病、肝臓病や血液の病気等、基礎疾患のある方
- 風邪などひきはじめと思われる方
- 予防接種後2日以内に発熱や全身性発疹などのアレルギーを疑う症状があった方
- 過去にけいれんを起こしたことのある方
- 過去に免疫不全と診断された方や近親者に先天性免疫不全の方がいる方
- 血小板が少ない方や出血しやすい方
- 妊娠の可能性のある方 など
- 接種後の注意点
- 接種後、失神が起こる可能性があるため30分程度は接種施設で安静にしましょう。
- 接種当日は激しい運動や大量の飲酒は避けましょう。
- 高熱やけいれんなど、異常な症状が出た場合、速やかに医師の診察を受けてください。
この記事に関するお問い合わせ先
野田村役場保健福祉課保健班(保健センター)
〒028-8201
岩手県九戸郡野田村大字野田第17地割107番地
電話番号:0194-75-4321
ファックス:0194-78-3301
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更新日:2025年02月27日