児童虐待防止

更新日:2022年06月01日

全国的に問題となっている児童虐待は、子どもの心や身体に深刻な影響を与えるばかりでなく、時として尊い生命を奪うことにもつながり、子どもの健やかに生きる権利を侵す大きな人権侵害です。「しつけ」や「愛のムチ」と親は思っていても、子どもにとって有害な行為は虐待になります。

児童虐待とは?

児童虐待とは、保護者(親や親にかわる養育者)が、児童の心や身体を傷つけ、児童の心身の成長や人格形成に悪影響を与えることを指し、次の4種類に分類されます。

身体的虐待

殴る、蹴る、叩く、投げ落とす、首を絞める、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、溺れさせるなど、身体に傷を負わせたり、生命に危険を及ぼす行為

ネグレクト

家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不潔にする、自動車の中に放置する、病気にかかっても病院に連れていかないなど、健康状態を損なうなどの不適切な養育や、同居人による虐待行為を放置する行為

性的虐待

子どもへの性的行為や性的行為を見せること、ポルノグラフィの被写体にするなど、子どもにわいせつな行為をすること、させること

心理的虐待

言葉による脅し、無視、きょうだい間での差別的扱い、子どもの目の前で家族に対して暴力をふるう(DV)など、言葉による脅かしや拒絶的態度などで、子どもの心を傷つける行為

虐待が疑われる時は

虐待が疑われる時は、すぐに相談(通告)してください。

  • 相談(通告)は匿名で行うことも可能です。
  • 名前を教えていただいても、相談(通告)者やその相談(通告)内容などの情報は固く守られるよう法律で定められています
  • 相談(通告)の後に虐待でないとわかっても罰せられることはありません

子どもたちのサインに気づいてください

虐待の被害を受けている子どもたちはサインをだしています。次のようなサインがあれば虐待を疑ってください。

  • 不自然な傷やアザがある
  • 衣類や体がいつも汚れている
  • 表情が乏しい、活気がない
  • 夜遅くまで一人で遊んでいる
  • 家の外に長時間出されている
  • 叩く音や泣き叫ぶ声が聞こえる
  • 小さな子どもを置いたまま外出している など

虐待の相談・通告先

  • 児童相談所全国共通3桁ダイヤル 189(いちはやく)
  • 岩手県福祉総合相談センター 019-629-9614
  • 岩手県福祉総合相談センター(県北駐在) 0194-53-4982
  • 村保健福祉課 0194-78-2913
  • 村保健センター 0194-75-4321

児童虐待は社会全体で解決すべき問題です

 「189(いちはやく) 「だれか」じゃなくて 「あなた」から」 (令和3年度児童虐待防止推進月間標語)

厚生労働省では、毎年11月を「児童虐待防止月間」と位置づけ、児童虐待問題に対する社会的関心の喚起を図るため、その期間中、集中的な広報・啓発活動を実施しています。児童虐待は社会全体で解決すべき重要な問題です。

この記事に関するお問い合わせ先

野田村役場 保健福祉課 福祉班
電話番号:0194-78-2913
お問い合わせフォーム

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