子宮頸がん(ヒトパピローマウイルス)感染症予防ワクチン

更新日:2022年06月01日

子宮頸がんは、どんな病気?

 子宮頸(けい)部という子宮の出口に近い部分にできるがんで、若い世代の女性のがんの中でも多くを占めています。日本では、年間約1.1万人がかかり、さらに年間約2,800人の女性が亡くなっています。発症する年齢は20代から増加し、30代後半までにがんの治療で子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人も年間約1,200人います。

HPV(ヒトパピローマウイルス)とは

 皮膚や粘膜に感染するウイルスで、性行為によって感染します。子宮頸がんの50~70%は、高リスク型のHPV感染が原因とされています。ほとんどの場合、2年以内にウイルスは自然に体内から排出されますが、一部の人で長い期間持続感染し「前がん病変(がんになる手前の状態)」となり、さらに一部の人で「がん」に進行してしまうことがあります。

HPVワクチンの効果

 子宮頸がんを引き起こしやすいHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。
子宮頸がんを治療したり、既に感染したHPVを排除する効果はないため、初回性交渉前の年齢層に接種が推奨されています。

接種時期と接種回数

女性の腕に注射をしている白衣を着た女性のイラスト

 対象年齢は、12歳から16歳に属する年度相当の女子です。
標準は、13歳に属する年度になったら初回接種を受け、1~2ヶ月の間隔をあけて2回目、初回接種の6ヶ月後に3回目を接種します。

HPVワクチンのリスク

 接種後、多くの方に接種部位の痛みや腫れ等の局所反応が起こることがあります。まれですが、重い症状(重いアレルギー反応、神経系の症状)が起こることがあります。
筋肉に注射するため数日間にわたり筋肉痛が起こることが他のワクチンとの違いです。

 全てのワクチンは効果とリスクがあります。かかりつけ医などに相談することをお勧めします。 接種を希望する場合は、保健センターへ相談ください。

不活化ワクチン

 令和2年10月から、接種後、別のワクチンを受ける場合の接種間隔に制限はありません。

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〒028-8201
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