肺炎球菌ワクチン(65歳以上の方)

更新日:2022年06月01日

どんな病気?

苦しそうに咳をしている男性のイラスト

肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。この菌は、主に気道の分泌物に含まれ、唾液などを通じて咳やくしゃみが飛び散り、それを吸い込んだ人が感染します。日本人の約3~5%の高齢者では鼻や喉の奥に菌がいるとされています。これらの菌が何らかのきっかけ(誤って食べ物や唾液が気管や肺に入り込んでしまう誤嚥(ごえん)や抵抗力が落ちてしまったときなど)で気管支や肺に入り込むことで、気管支炎、肺炎、敗血症などの重い合併症を起こすことがあります。
 高齢者の肺炎では、発熱、咳、たんなどの症状がないか、症状があっても軽く出ているため、診断・治療が遅れることがあります。また、食欲がない、意識障害など、肺炎とは関係のない症状で受診した際に見つかることもあります。

接種時期と接種回数

 主に65歳以上の方が対象となります。
 また、60歳から65歳未満の心臓、腎臓、呼吸器の持病をお持ちで日常生活に制限のある方は定期接種の対象となることもあります。

副反応と注意点

 接種後の副反応としては、注射した部位の発赤、痛み、腫れ、かゆみの他に、頭痛やわきの下の痛み、37.5℃以上の発熱などがあります。発赤や痛みなどの症状は4日程で消えますが、接種して1ヶ月以上症状が残っている場合や発熱が3日以上続く場合には、接種した医療機関を受診しましょう。
 接種後、30分は副反応などが出現する可能性があるため、接種した医療機関とすぐに連絡が取れる状態にしてください。
 接種は、1年を通していつでも可能です。

接種助成

1回目の接種の場合、村からの補助 (5,000円) で接種がうけられます。 (差額は自己負担) 予診票をお渡ししますので、役場保健福祉課保健師までお問い合わせください。 事前に医療機関へ連絡のうえ、予診票を持参し接種してください。
 また、過去に接種したことがある方は、過去5年以内に再接種を行うと、注射した部位に痛みが強く出ることがありますので、再接種をご希望される方は5年以上の間隔をあけて行ってください。2回目からは全額自己負担となります。

笑顔の高齢者4名のイラスト

不活化ワクチン

令和2年10月から、接種後、別のワクチンを受ける場合の接種間隔に制限はありません。

この記事に関するお問い合わせ先

野田村役場 保健福祉課 保健班(保健センター)
〒028-8201
岩手県九戸郡野田村大字野田第17地割107番地
電話番号:0194-75-4321
ファックス:0194-78-3301
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