アジア民族造形館のご案内

更新日:2023年11月24日

 清流のせせらぎ、鳥のさえずりがやさしく響きわたる日形井地区の山間に、古くからその地域に残っていた南部曲り家の保存を兼ねて、1986年(昭和61年)に開館。

藁葺き屋根に雪が降り積もった古い平屋の建物の白黒写真

 展示棟の南部曲り家は築200年の建物で、囲炉裏の懐かしい香りが漂い、アジア各地の陶器類や装飾品、民俗資料などを見学することができます。

火の入った囲炉裏に吊るされた鉄瓶の写真
格子型に色々な色が装飾されたステンドグラスのような電灯の写真

(苔)

しずくがたれる茅葺屋根
風に揺れるすすきの穂
茅葺屋根の玄関先の外灯
柿を吊るしている風景

干し柿のすだれ

漁に使用した昔のガラス球を展示

昔の漁具(ガラスの浮き玉)

昔の真空管式ラジオ

昔の真空管式ラジオ

アジア民族造形館の詳細
所在地 〒028-8201 岩手県九戸郡野田村大字野田第6地割75番地
電話番号 0194(78)3252
開館時間 午前9時~午後5時
休館日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)
冬期間 12月31日~3月31日
駐車場 50台(無料)
交通 三陸鉄道北リアス線 陸中野田駅から約8キロメートル、車で約15分
〔最寄バス停〕村営バス「日形井」

施設案内

木製の鳥居のような門の奥に藁葺き屋根の古い平屋の建物がある南部曲り家の外観写真

南部曲り家(展示棟)

木の柱を組み合わせて作られ、石の上に置かれてた柱で支えられた高床式の住居の写真

タイ・カレン族 高床式住居

ガラスケースに飾られた展示品や壁には世界地図が展示され、中央にはガラス板の中に展示物がある机と木製の椅子が置かれている第二展示棟内の写真

第二展示棟内

扉が両側に開かれ、紙垂が下げられた牛頭天王社の写真

牛頭天王社

小正月の風物詩~なもみ~(第一展示棟内)

なもみとは

1月15日の小正月、野田村では「なもみ」という神様が、子どものいる家々を訪問し、無病息災・家内安全・五穀豊穣を祈った風物詩です。

「なもみはぎ」が由来とされ、囲炉裏で怠ける子供にできる“なもみ”(やけど痕)を包丁で剥ぎに来ることから「なもみ」と呼ばれています。

なもみが家に来ると、なもみを呼び込む笛の音とともに、家の戸や壁を叩いて悪霊を追い払い、子どもを説教して、家に残った悪霊を連れて帰ります。

 

「なもみ」の装束は、来館者限定で試着することもできます。

なもみの装束を展示しています。来館者は試着できます。

型染め用型紙展示コーナー(第二展示棟内)

 以前、アジア民族造形館の染織工房で藍染をしていた染織工芸家の秋山淳介氏(静岡市在住)より、村の被災地復興支援として寄贈いただいたものを、特設コーナーとして展示しています。

大小色々な種類型染め用型紙が壁一面に、展示されている写真
アジア民族造形館を描かれた型染め用型紙の写真
花と葉が描かれた型染め用型紙の写真
植物の花や道具を形どった6種類の絵が描かれている型染め用型の写真

◆野田村の民具

  昔使用されていた「みの」や「わらじ」などの民具を展示しています。

わらじやかんじきなどの昔の民具

入館料

入館料の詳細
区分 個人 団体(20名以上)
一般 300円 250円
高・大学生 200円 150円
小・中学生 100円 50円
幼児 無料   無料

周辺図

アジア民族造形館周辺図

アジア民族造形館への地図

この記事に関するお問い合わせ先

野田村役場 教育委員会事務局 生涯学習文化担当
電話番号:0194-78-2936
ファックス:0194-78-2158
お問い合わせフォーム

みなさまのご意見をお聞かせください
このページの内容は分かりやすかったですか
このページは見つけやすかったですか